半年ほど前に購入し、今でも僕がレースゲームをするうえで欠かせない物がスラストマスター(Thrustmaster)のハンドルコントローラー「T300RS GT Edition」。
すでに別のハンコンG29を所持していたため、買うときはかなり悩んだ思い出があります。
しかし、購入した後は「買ってよかった!」と思えるアイテムでした。
今回は、そんな「T300RS GT Edition」を半年ほど使ってみて、
・良い点、いまいちな点
・ステアリングを交換してみたけど、実際使い心地に影響するの?
この2つをメインに書いてきます。
ハンドルコントローラー選びの参考にしていただけると嬉しいです!
T300RS GT Editionの良いところ
T300RS GT Editionは・・・
◆回転角は最大1080度まで設定可能
◆デュアルベルト式のFFB(フォースフィードバック機能)を搭載
◆3ペダル(アクセル・ブレーキ・クラッチ)
◆対応機種はPS4・PS3・PC
こういった特徴のあるハンコン。
以前、このT300RS GT Edition(以下、T300RS)を購入して1ヶ月後あたりにレビューを書きました。
そちらでも良い点・いまいちな点をまとめたので参考にしてみてください→
ブラシレスモーターとベルトで生まれるFFBが良い
このT300RSを購入するまでは、ロジクールの「G29」を使っていました。この2つのハンコンの大きな違いはFFBの方式で、
・G29:ヘリカルギヤ
・T300RS:デュアルベルトとブラシレスのモーターを採用
それぞれこの方式でFFBを生み出しています。
G29は価格こそ抑えられていますが、T300RSの方が動作は自然な感じで、操作性も良いと思いました。
やはりT300RSの方が、動きが滑らかでより自然な動きに仕上がっています。特に、急にFFBが抜ける不自然さが少なくないのは嬉しい点。おかげで、ステアリングをより正確に動かせる操作性の良さにもつながっていますね。
価格帯が近いから、というだけでこの2つのハンコンを比べるのはちょっと難しいかな?というのが半年使ってみた感想です。「FFBの仕組みが違うと、こんなにも差が出るのか!」と感じます。
そんなベルト式で動いているT300RSですが、動きの滑らかさは素晴らしい!
縁石に乗っても変にガツっとはせず、走行中はずっと滑らかな動きを実現しています。動きに不自然さがないため、レースにすんなり集中できるハンコンです。
FFBのパワーには満足
T300RSのFFBは強いです。
試しにゲーム側でもFFBの強さを最大にして「F1 2019」をプレイしてみましたが、まあ操作しづらいw。パワーがありすぎてハンドルは切れないし、遊んでいてすぐに腕が疲れます。
それぐらいのトルクがあるT300RSのFFB。
初期設定だと素早い操作もしづらいので、自分にあったトルク設定が必要です。ちなみに僕はマックスの半分ぐらいのトルク設定で使っています。
周辺機器の充実さ
T300RSは周辺機器も充実しています。
・シフター「TH-8A」
・ハンドブレーキ
・Thrustmaster社製の各種ステアリング
こういった商品を拡張機器として使うこともできます。
僕はステアリングを「Open Wheel Add-on」に交換して使用中。詳しい使用感は後ほど書きますが、とても質が高くて買った甲斐のある製品です。
この価格帯の他ハンコンと比べてみても、ここまで周辺機器が充実しているのはT300RSぐらい。
それだけに、周辺機器の充実さはT300RSの強みだと感じます。
静音性
1ヶ月使用レビューのときにも「このハンコンは動作音が静かだ!」と書きましたが、それは今でも変わらず。半年使い続けても静音性に関しては問題ないです。
ベルトがうるさく動くことはなく、使用中もかなり静かに動作しています。
ヘッドホンをしていると、音は全く気にならない静かさです。
また、床への衝撃も少なめ。
足元にマットを敷けば、ほぼ騒音対策はバッチリになるはずです。
操作性が良好
T300RSは操作性も良好。
そう感じる理由は「マシンの状態が走っていて伝わりやすい」から。
公式ページに次のような内容の解説があります・・・
『このT300RSには、ホール効果精密技術H.E.A.R.Tを搭載。これにより路面の衝撃のみならず、タイヤグリップの変化も感じられる(Amazon販売ページより)』
T300RSで走っていると、もちろん路面からの衝撃は伝わります。これにより、走っているときの臨場感もアップしてより気分が盛り上がります。
それに加えて、このハンコンを使っているとタイヤグリップの変化も伝わってきます。
今のタイヤのグリップ感が走行中に瞬時に把握できるので、マシンがどこまで無理できるか?もわかりやすいハンコンですね。
いまいちな点【発熱対策が必要】
T300RSは完成度の高いハンコンです。しかし、たった一つ弱点がある。
それは「長時間の使用で発熱する」ということ。
この発熱するという問題は、遊んでいるゲームで変わってくる感じがあります。
我が家のT300RSの場合、PS4「GT Sport」だと発熱がひどくなる傾向にあります。1時間以上走っていると、本体が熱を持ってしまうことも。
設定からFFBの強さを抑えれば多少は改善されますが、それでも発熱がひどくなることがあります。
今のところ発熱が原因で他のトラブルが起きたことはありません。ただ、発熱すると本体に負荷がかかってしまうので対策は必要。
発熱対策の一つが「強制クーリングファン機能」を使うこと。
この機能は「Optionボタン」と「MODEボタン」を同時に押すことで作動。正常に起動するとLEDランプが2回点滅し、本体のファンがいつもより大きな音で回ります。
ステアリングを交換してみた【Open Wheel Add on】
現在はステアリングを交換した状態で使用しています。
Thrustmaster純正の「Open Wheel Add on」を米Amazonから購入。交換の手順は、ステアリングを入れ替えてネジを締めるだけなので簡単。
肝心の使い心地ですが、操作性は良好でカッコいいので気分も上がる!軽い素材でできているので、素早い操作ができるのも良いですね。
(一応、交換してからはタイムも上がっています。練習時間の問題かもしれませんがw)
こちらのステアリングは下の記事で詳しくレビューしています→
T300RSには、このほかにも数種類のステアリングが取り付けられます。
日本の通販だと割り増し価格で販売されていることも多いので、アメリカのAmazonなどから個人輸入するのも一つの選択肢です。
【まとめ】コスパの高いおすすめハンコン
T300RSは同価格帯の他のハンコンと比べても、特におすすめな製品。
特にベルト式のFFBが良い。この方式の採用により、他の製品以上の滑らかさ・動きの自然さ・操作性の良さを生み出していますね。
価格はそこそこ高いですが、ハンコンとしては標準的な値段。Fanatecなどのハイスペックモデルと比べると半額以下。そう考えると、価格と性能のバランスはよくコスパの高い一台だと感じます。
これまでPS4対応のハンコンは3台購入してきましたが、その経験から言えるのは「安いハンコンを買っても満足しづらい」こと。
ハンコンは価格に比例して性能がアップする傾向にあります。「安い製品がいいな」とは考えず、まず性能を最重視してその次に値段をみる。こう考えた方が満足のいく買い物になると思いますよ!
自分の満足できるハンコンを買って、レースゲームを満喫しよう!