最近のレースゲームはとてもリアルになっていて、路面の凹凸まで再現しています。
そのレースゲームを存分に楽しむために購入するもの、それが『ハンドルコントローラー』です。
ただ、最近は色々な種類があります。
値段もピンからキリまであるので、初めて購入する方は迷うはず。
そこで今回は、レースゲーム好きな筆者がおすすめするハンドルコントローラーを7つ紹介します!
選び方から解説しているので、初めてハンコンを購入する方は参考にしてみてください。
◆ハンコンを揃えたら遊びたい!おすすめレースゲームは次の記事で紹介しています→
- ハンドルコントローラーのメリット
- ハンコンのデメリット
- ハンドルコントローラーを選ぶコツ・選び方
- 【2018年】PS4・PC対応のおすすめのハンコン
- ハンコンスタンドを買うのもあり!
- 自分のプレイスタイルを考えて選ぼう
ハンドルコントローラーのメリット
ハンドルコントローラー(以下ハンコン)には様々なメリットがあります。その中でも特に大きなメリットは、この3つ。
フォースフィードバックという機能が付いたハンコンでレースゲームを遊ぶと、
「まるで実際に車を運転してるみたいだなぁ!」
と思えるぐらいの臨場感が味わえます。
また、ハンコンで練習を積み重ねると、ゲームパッドでプレイしていた時よりも好成績を残しやすいです。
ハンコンの方が車のパワーを限界まで引き出せるのがその理由ですね。
実際、「F1 2020」などのリアルなレースゲームでは、好成績を残しているユーザーの多くはハンコンでプレイしています。
そして、ハンコンでプレイすると、走っているだけで楽しい!
レースはもちろん、オープンワールドのゲームなどではドライブしているだけで楽しめてしまう。これもハンコンの良いところです。
ハンコンのデメリット
ただ、ハンコンにもデメリットはあります。
この2つが、ハンコンの大きなデメリット。
しかし、価格はお金をためれば解決しますし、場所も段ボール箱2つ分ぐらいの収納スペースを用意すれば大丈夫。
そういったデメリットよりもメリットの方がずっと大きいのが、ハンドルコントローラーだと思いますよ。
ハンドルコントローラーを選ぶコツ・選び方
次に、ハンコンの選び方について。
ハンコンには大きく分けて2種類あります。
ここでの選択を間違えると「安物買いの銭失い」になる可能性が高いので、しっかりと自分に合ったハンコンをチェックしましょう。
①FFB(フォースフィードバック)のあるハンコン
まずはFFBについて。
「FFBって何?」と思う人も多いはず。
FFBとは『フォースフィードバック』の略称。
英語が得意な人はなんとなくピンとくるかもしれませんが、その名の通りハンドルから反動が伝わる機能。
FFBがあると、ハンドルは実車と同じように真ん中に戻ろうとします。
また、路面の凸凹もハンドルに伝わる。
レースというゲームジャンルにおいて、この機能は非常に大事。
FFBがあると、振動などから路面の状態が伝わってきます。
レースゲームでは路面の状況が分かった方が速く走れて有利なので、FFBのあるハンコンを使うとタイムを縮めることにもつながってくるわけです。
また、FFBがあった方が臨場感があります。
そのため、FFBのあるハンコンを使うとただ走っているだけでも楽しい!
以上のように、FFBが付いていることのメリットは、
・路面の状況が分かりやすい
・臨場感がある
大きく言うとこの2つ。
では、デメリットは何か?・・・価格です。
FFBがあるハンコンは安くても3万円近い…。ゲーム周辺機器としてはとても高価なんです。
②FFBのないハンコン
FFBがないと、臨場感に大きな差が出てしまう
こちらのタイプのメリットは、価格の安さ。安いものだと1万円以下です。
ただ、FFBというとても大事な機能が付いていないのが最大のデメリット。
臨場感があまりないですし、路面の状況が把握しづらいこともデメリットです。
価格は安く抑えられますが、レースゲームに本物っぽさ・リアルさを求める方にはFFBなしのハンコンはあまりおすすめできません。
FFBの有無はとても重要
FFBがあるのとないのでは雲泥の差があります。
触ってみないとFFBの重要性は分かりにくいです。しかし、FFBがあるのとないのでは大きな違いがあります。
普段からハンコンでプレイしている僕は、FFBのあるモデルの方がおすすめします。それは臨場感がとても感じられて楽しいことに加えて、走りやすいからです。
FFBの搭載されているハンコンは、レースゲームをより楽しませてくれます。もしFFBのあるハンコンに少しでも興味がある方は、FFB搭載のハンコンを選ぶべきだといえます。
ハンドルの大きさ
「FFBのあり・なし」のほかにも、ハンコン選びをする際の見ておくべきポイントがあります。
その一つが「ハンドルの大きさ」。
ハンコンのハンドルの直径は、メーカーによって様々なので、自分に合うものを選ぶのがおすすめです。
普通の実車だと、ハンドルの大きさは直径35㎝の場合がほとんど。
ただ、ハンコンの大きさは直径30㎝ぐらいのものが多いです。
そのため、最初のうちは違和感がある人もいるとは思いますが、1週間ぐらい使っていれば慣れてくるので心配はいらないでしょう。
ちなみに、レーシングカーのハンドルは直径がそれよりも小さめ(25㎝程度)なので、直径が小さめのハンコンだと、ゲームへの没入感も上がりますね。
ハンドルの切れ角
次に、「ハンドルの切れ角」について。
これは、どこまでハンドルが回転するかをさす言葉で、実車だと1080度回ります。
一方、ハンコンだと切れ角は価格が高いほど大きく回転する傾向があります。
FFBが付いているようなそこそこ高いハンコンだと、切れ角は900度以上なので実車のような操作性を楽しむことができます。
しかし、2万円以下のFFB付いていないようなハンコンだと、切れ角も小さく実車のような運転は楽しみづらいですね。
FFBの駆動方式
もう一つ、ハンコンを選ぶときに確認すべきポイントは「FFBの駆動方式」。
最近のハンコンのFFBは、モーターとギアかベルトでFFBが駆動します。
ギア式は価格が安く抑えられているというメリットがあります。
ただ、ガタガタと音が鳴りやすかったり、ギアがすり減るといったデメリットもある。
ロジクールの『G29』などは、ギア式で駆動しています。
ベルト式は価格は高いですが、動きが滑らかで音も比較的小さいというメリットがあります。
スラストマスターのハンコンは、ベルト式の場合がほとんどです。
ハンコンの選び方まとめ
ハンコンを選ぶ際に、一番気にするべきは「FFBのあり・なし」。
これは買った後のゲームプレイの楽しさに大きく影響を及ぼすので、自分が本当に満足できる機能を持ったハンコンを選ぶのがコツです。
◆ハンコン選びのポイント◆
・FFBのあり、なし⇐最も重要!
・ハンドルの大きさ(直径)
・ハンドルの切れ角(900度以上のハンコンが理想的)
・FFBの駆動方式(ギア式かベルト式か)
【2018年】PS4・PC対応のおすすめのハンコン
ここからは、おすすめのハンコンを紹介。
下がこれから紹介するハンコンのリストです。
ハンドルコントローラー | FFB対応 | 価格 | 評価・おすすめ度 |
Racing Wheel Apex | × | 約1万2000円 | ★★☆☆ |
Thrustmaster T80 | × | 約1万円 | ★☆☆☆ |
Thrustmaster T150 Pro | 〇 | 約3万円 | ★★☆☆ |
Logicool G29 | 〇 | 約4万3000円 | ★★★★ |
Thrustmaster T300RS | 〇 | 約4万4000円 | ★★★★ |
Thrustmaster T500RS | 〇 | 約5万円 | ★★★☆ |
T-GT | 〇 | 約8万円 | ★★★☆ |
価格の安いハンコン(FFBなし)
まず紹介するのは価格が安いハンコン。
FFBはありませんがそれなりに良いものなので、予算が少なめの人は検討してみてもいいかもしれません。
Racing Wheel Apex/レーシングホイールエイペックス(ホリ)
2016年10月に発売されたホリさんの最新ハンコン。
形はDシェイプ。固定方法はクランプと吸盤の2種類があります。
このハンコンにはFFBがありませんが、代わりに『振動機能』があります。これがなかなかイイ。
FFBほどのリアルさはないですが、それなりの臨場感は味わえます。
ただ、FFBがなく切れ角も900度未満なので、リアルさはあまり感じられません。
とにかく安く済ませたい人には向いていますが、ハンコンの楽しさを味わいたいならもうワンランク上のモデルを買った方が、満足度は大きいです。
初めてハンコンを買うけど予算がない、ハンコンってどういうものなのか知りたいという人向けですね。
◆このハンコンの詳しいレビューはこちら⇒
低価格でコスパ良し?!HORIの新ハンドルコントローラー「Racing Wheel Apex/レーシングホイールエイペックス」レビュー&感想!! - わんらぶゲーマーのゲーム魂!!
T80(スラストマスター/Thrustmaster)
ハンコンの有名ブランド『スラストマスター』のハンドルコントローラー。
ブランドの評価が高いので商品の完成度も高いです。
ただ、FFBがないハンコンを買うんだったら、上の『Racing Wheel Apex』の方がおすすめ。
ちょっと前まではこのT80も安くておすすめだったのですが、現在はRacing Wheel Apexの方が安い。なので、あえてこのハンコンを買うメリットもないです。
機能面もRacing Wheel Apexの方が上ですからね。
ではどうしておすすめなのか?・・・それは、発売から時間が経っているから。
ある程度発売から年数が経っているので、これからさらに安くなる可能性があります。
そういった面でもチェックしておくべきハンコンです。
ここからが真のおすすめハンコンだ!
ここからは『FFBアリ』のハンコンです。僕が本当におすすめしたいハンコン達なので、ぜひハンコン購入の際には検討してください。
G29(ロジクール/Logicool)
僕が3年間愛用していたハンコンです。
ハンドルはDシェイプで、本革でおおわれています。ペダルも金属製なので高級感あり。
ボタン類も充実しており、PS4のコントローラーのボタンはジョイスティック以外すべてハンドルに付いています。
ペダルは3つあるので、クラッチ操作も可能。
このハンコンのおすすめポイントは『バランスの良さ』。
価格も4万円とFFBありのハンコンの中では比較的安め。操作性もFFBがあるおかげでとても良いです。
価格面、操作のしやすさともに優秀なのでバランスよしですね。
デメリットとしては、ヘリカルギアモーターなのでFFBがちょっと違和感がある点。
ハンドルが「ガツッ、ガツッ」という感じになることがたまにある。これが残念な点。
また、音がうるさいというデメリットもある。
FFB自体はそこまでうるさくないですが、FFBの振動が床に伝わり「ゴン、ゴン」という音が出る。この音が意外と大きい。
マンションなどの集合住宅に住んでいる方は少し注意した方が良いでしょう。
ただ、音が少しうるさいこと以外はパーフェクトなハンコン。価格もFFB搭載モデルの中では安いです。
コスパは非常に良いので、ハンコンを初めて買う人やFFBなしのハンコンからレベルアップしたい人におすすめです!
T150 PRO(Thrustmaster)
スラストマスターのハンコン。
このハンコンの良いところは『価格の安さ』。
FFBアリのハンコンの中では一番安いです。なので、予算がない人でも買いやすいハンコンだと思います。
また、シフターなどを後から変えられる『拡張機能』も充実しているのも魅力の一つ。
ただ安いだけあって、全体的にチープ感は否めません。
また、FFBも値段相応。そこまで反力も強くないので、リアルなレースシムを体験したい人には向いていないですね。
リアルさを追求するなら「G29」か「T300RS」をおすすめします。
出来るだけ安いFFB付きのハンコンを購入したい人におすすめです。
T300RS GT EDITION(Thrustmaster)
2017年1月発売、スラストマスターのハンコン。
3ペダルなのでクラッチ操作も可能。T150同様、シフターなどの拡張機能も充実しています。
今はG29からこのT300RSに買い替えましたが、このハンコンはFFBがベルト式のため非常に静かで滑らか。
特にFFBの滑らかさは素晴らしい!
ハンドルから伝わる力が自然な感じでとてもリアルです。このハンコンに慣れたら、他のハンコンでプレイできなくなるかも(それぐらいイイ!)
ただ、この『T300RS GT EDITION』は日本で普通に買えるハンコンの中で最上級のものの一つ。価格の高さだけがネックではあります。
レースゲーム好きの人にはぜひともおすすめしたいハンコンです。
価格は高いですがそこから得られるものはとても大きいですよ!
「T300RS」の詳しいレビューはこちら⇒
Thrustmaster T500RS
先ほど紹介した「Thrustmaster T300RS」の元となったモデルで、基本的な機能は一緒です。
T300RSとの機能面での違いは、主に2つ。
まず、T500RSではパドルシフトが固定されています。ハンドルをきってもパドルシフトは連動して動かないというわけです。
パドルシフトが動く・動かないは、個人によって好き嫌いは様々な部分。
ただ、G29を普段から愛用している僕は、シフトは連動してくれた方が使いやすいですね。
また、T300RSよりもFFBの音が少しだけ大きいという違いもあります。
とはいっても、ベルト式のFFBなので音自体はそこまで大きくないので心配する要素ではないですね。
そして、T500RSで最大の特徴はペダル。
オルガン式・吊り下げ式の両方に対応しているため、自分のスタイルに合ったペダルにカスタマイズできますね。
ほかにも、Thrustmasterの拡張グッズ(シフター「TH8A」など)にはほとんど対応済み。
機能面ではT300RSの方が優れている部分も多いので、今から買うならT300RSの方がベターではあります。
でも、「吊り下げ式・オルガン式の両方に対応したペダルを最初から使いたい!」という人は、T500RSも選択肢に入れてみるのもおすすめですよ。
価格の高いハイエンドなハンコン
T-GT(Thrustmaster/スラストマスター)
グランツーリスモスポーツと同時に発売開始されるスラストマスターの最新ハンコン。
グランツーリスモスポーツに特化していて、タイヤのグリップや路面の状況に応じた振動・FFBがリアルに再現されます。
内蔵されている独自設計のモーターのおかげで、とてもリアルなレースを楽しめますね。
値段は少し高めで、日本では8万円近くします。
「レースゲーム極めるぜ!」
という気合の入った方は、購入を検討してみるのもアリかもしれませんね。
Fanatecのハンコン
ハンコンの中でも、少し高級な部類に入るのが『Fanatec』です。
このFanatecでは、自分でパーツを選んで購入します。ただし、最低でも10万円近くはかかるので、予算に余裕が必要です。
日本からも購入可能で、早ければ1週間ほどで配達されます。
実際に僕も使っていますが、品質は良いです。
ステアリング・ペダルなどカスタマイズ性に優れていることも、特徴のひとつです。そのため、自分にあったハンコン環境を構築することができますね。
◆Fanatecのハンコンのレビューはこちら→
ハンコンスタンドを買うのもあり!
ハンコンは机に固定したりして遊ぶこともできます。
ただ、それだとプレイ中にズレることもあって、ちょっと快適さには欠けます。
そのため、「ハンコンスタンド」を買うのもひとつの手です。
このハンコンスタンドやプレイシートでプレイすると、ハンドルがズレることもなく位置も固定されるので、かなり快適なプレイを期待できます。
筆者が使っているハンコンスタンドは、下の記事でレビューしています。
よかったら参考にしてみてください!
自分のプレイスタイルを考えて選ぼう
今回は、ハンコンの選び方とおすすめの機種を紹介しました。
まず選び方ですが、自分のプレイスタイルを考えてから選ぶと満足度は高くなると思います。
特にFFBの必要性が重要です。リアルさを求めているのか、それともカジュアルで低予算のものを求めているのか。
自分の求めるハンコンがどんなものかをはっきりさせると、選び方で失敗することはないと思います。
また、おすすめ機種を7つ紹介しましたが、中でもFFB搭載のハンコンはレースゲーム体験をより高品質なものにしてくれます。
迷ったら、まずはFFBの搭載されている一台を選ぶのもおすすめですよ!
◆PS4のおすすめレースゲームはこちら⇒
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