発売前からゲーム好きの間では、かなり噂になっていた期待作『Marvel`s SPIDER-MAN』。
僕も発売日から毎日プレイして、ストーリークリアしました。
そこで思ったのは・・・
アメコミゲームの中では最高の出来栄えだ!!!
ということ。
今回は、そんな『PS4版スパイダーマン(2018)』の評価・レビューを、良い点・悪い点をあげながら書いていきますよ!
- ストーリーは完全新作
- 『PS4版スパイダーマン』ここが面白い!2つのポイント
- 広大なオープンワールド&グラフィックが最高!
- アクションの完成度が高い
- スーツの種類が豊富でGOOD!
- パズル要素などもあり飽きにくい
- 【マイナス点】移動時にちょっと操作しにくい箇所がある
- 難易度は3段階で選べるけど…難しい
- 『バットマン:アーカムシリーズ』と比較して
- 『Marvel`s SPIDER-MAN』の総評・感想
ストーリーは完全新作
スパイダーマンというと、何度も映画化されているアメコミヒーロー。
ただ、今作『Marvel`s SPIDER-MAN』のストーリーは完全新作のオリジナルバージョン。
舞台は現代のニューヨーク。
大学を卒業したピーター・パーカーは、スパイダーマンとして街の悪人たちと日々戦っていた。
そんなNYを守るスパイダーマンの前に、数々の特殊能力を持った強敵たちが立ちはだかる・・・というストーリーになっています。
原作や映画を見た人はより楽しめるストーリー
ここでストーリーについての感想を一つ。
正直、ストーリーの内容については普通のゲームと同じぐらいの出来です。
特に印象に残るような話の内容ではない。
でも、このゲームのストーリーの魅力は、原作や映画のキャラがたくさん出てくるところ。
映画ではおなじみのオズボーン親子、ガールフレンドのMJなど、映画を見た人は、
「あっ!あの人が出てきたー!」
と思えるはず。
そして、このゲームでは登場キャラの設定も違うのがまた良い!
たとえばガールフレンドのMJについては、今作では一度フラれた設定になっています。
このように、原作や映画のキャラがたくさん出てきて、しかも設定がこのゲームのオリジナルになっている、というのは新鮮味があって良かった点ですね。
その新鮮さゆえに、映画を見た人はストーリーがより楽しめるはずですよ!
『PS4版スパイダーマン』ここが面白い!2つのポイント
ウェブフックを使った移動が面白い!
ここからは『Marvel`s SPIDER-MAN』の良かった点を紹介。
まず、このゲームを「めっちゃ面白い!!!」と感じたポイントは3つあります。
まずは、ウェブフックを使った移動が面白すぎる!ということ。
スパイダーマンは街を腕から出す糸を使ってスピーディーに移動していきます。
そして、この移動が爽快で楽しい!
自分の行きたい方向にスティックを傾け、あとはタイミングよくボタンを押すだけ。
これだけでニューヨークの街をヒュンヒュン飛び回ることができます。
ここまで簡単な操作ですが、その動きは映画の中のスパイダーマンそのもの。
誰でもできる簡単操作で爽快な移動を楽しめる!というのは、今作の面白いポイントですね。
アクションの難易度高い…けど爽快で面白い!
次にアクションの難易度は高いけど爽快で面白い!ということ。
このゲームはスパイダーマンが主人公。
したがって、「ヒーローのゲームだからアクションとかおまけ程度だろ(笑)」と思う人もいるかもしれない。
ただ、今作『スパイダーマン』は、アクションがかなり本格的です。
まず、敵との戦闘シーンでのアクションは、回避を上手く使わないと絶対にクリアできません。
この「上手く」というのがポイントで、ただ回避ボタンを連打していればいいわけでもない。
ボス戦では回避ボタンを押しても、ガンガン弾が飛んできますから。
したがって、回避のほかにも、ジャンプするタイミングやどこに動くかなど、戦略的に考えながら戦闘をする必要があるゲームになっています。
このように戦略性が必要とされる戦闘アクションなので、難しさはアップしています。
本格的なアクションゆえに、難易度は高め。
そして、その難しさだからこそ得られる大きな爽快感は、このゲームをプレイするときの魅力の一つです。
また、慣れてくれば思い通りに操作しやすいのも、このゲームを「爽快感があって面白い!」と思えるポイント。
操作性の出来は良いゲームなので、慣れてくると思った通りにスパイダーマンにカッコいいアクションをさせることができるようになり、
「おぉ!なんか俺のスパイダーマンって、スゲーカッコいいわ!」
という爽快感を味わえるようになります。
チュートリアルから敵が強いので、慣れるまでに少し時間がかかるゲームではあります。
ただ、慣れてくれば爽快なアクションを楽しめる。これが面白いポイントのひとつ目です。
スパイダーマンや通行人のジョークが面白い!
映画のスパイダーマン、特に最新作『スパイダーマン:ホームカミング』では、彼はかなり陽気なキャラとして描かれています。
そして、この『Marvel`s SPIDER-MAN』のスパイダーマンはというと、面白いジョークを言うキャラ!
戦闘中でも「あれ?あんた誰?自己紹介してよー(笑)」というように、かなり軽いノリのキャラです。
ところどころで今作のスパイダーマンはクスッと笑えるジョークを言ってくれるので、遊んでいる僕らも親しみやすく感情移入しやすい主人公に仕上がっていますね。
また、通行人もジョークを飛ばすのが今作の面白いポイント。
街の人の隣に立つと、
「あれ?スパイダーマン、チビなんだね(笑)」
というように、彼らも愛のある冗談を言ってくれます。
なんだかんだでスパイダーマンって、やっぱり愛されてる!
広大なオープンワールド&グラフィックが最高!
このゲームはグラフィックがかなり綺麗。それでいて、マップも広大というのが素晴らしいところ。
まず、マップですが、これについては手抜き感が全く感じられません。
ちゃんと街には通行人や車がいますし、交通量もニューヨークの街というだけあって多い。
がっかりな出来のオープンワールドのゲームだと、こういった交通量や通行人に不自然さがあったりすることも多いですが、『スパイダーマン』は手抜きは感じられません。
マップが広く、作りこみもしっかりしているというのは評価できるポイントですね。
また、グラフィックについては、想像以上の出来栄え。
フレームレートも安定していますし、ニューヨークの街の夜景などはとても綺麗に描かれています。
作りこまれた広大なオープンワールドのマップ、そして動作の安定した綺麗なグラフィックはこのゲームの魅力のひとつです。
アクションの完成度が高い
このゲームはアメコミゲームですが、アクションゲームとしての完成度が高いのが特徴的。
下っ端の敵との戦いはそう難しくはないです。ただ、ボス戦はちょっと違う。
攻撃を回避で避けるだけでなく、「どこに動くか?周りのオブジェクトをどう使うか?」といった戦略性も求められるアクションなのが今作の特徴です。
そのため、難易度は高くはなっています。
ただ、考えながら戦わなければならない分、物語の終盤になっても戦闘シーンでは単調さがなく、アクションにマンネリ感を感じにくくなっています。
このゲームのメインは爽快なアクション。
そのアクションでマンネリ化が起きず、最後まで飽きずに続けられやすいというのは、今作の良かったポイントです。
スーツの種類が豊富でGOOD!
スパイダーマンって、スーツが1種類か2種類ぐらい・・・というイメージがある人も多いはず。
でも、今作では10種類以上のスーツが選べます。
ノーマルの物はもちろん、『アベンジャーズ』で登場したカッコいいスーツを着ることもできます。
これらのスーツはストーリーなどを進めていくとアンロックされるシステム。
「スーツの収集をするぞ!」というスーツコレクターのような楽しみ方ができるのも良いところ。
正直、ゲームをプレイする前は、
「スーツは選べないんだろうな(´・ω・`)」
と思って期待していなかっただけに、これは嬉しかったですね。
パズル要素などもあり飽きにくい
アクションがメインの『スパイダーマン』ですが、アクションだけでないのも良かったところ。
物語の途中では、パズルを解いたり、ちょっとした謎解きもあります。
こういった要素は、アクションメインの今作にいいアクセントを加えていてGOOD!
いくらアクションが素晴らしいゲームとはいえ、たまには違う遊び方を楽しみたいですからね。
パズル要素などアクション以外の楽しさがあるのも『スパイダーマン』の良かった点です。
【マイナス点】移動時にちょっと操作しにくい箇所がある
ここで今作のマイナス点を。
このゲーム、全体的に操作性は良いんです。
ただ、たま~にオブジェクトに引っかかって操作しにくかったのが、ちょっと残念だったポイント。
とはいえ、これはストレスがたまるほどのものではないです。
「欲を言えば、改良してほしいな…」という程度のもの。
ほかのアクションゲームと比べても全体的に操作の完成度は高いので、これから遊ぶ予定の人も、操作性についてはそこまで心配する必要はないですよ。
難易度は3段階で選べるけど…難しい
このゲームの難易度は3つ。
でも、最低難易度でも意外と難しいです(笑)
特にゲームが苦手な人には、「ほかのゲームよりも難しい」ということだけは知っておいてほしいです。
ただ、チェックポイントは多め。
そのため、敵に倒されても直前からリスタートできるので、ストレスはたまりにくゲームにはなっています。
今作の難易度は意外と高いです。したがって、
「アメコミゲームなんだからちょろいだろ(笑)」
というノリで遊ばず、やりごたえのある一つの本格的なアクションゲームとして遊ぶのがおすすめですね。
『バットマン:アーカムシリーズ』と比較して
僕が『スパイダーマン』と比較したいな、と思っていたゲームが『バットマン:アーカムナイト』をはじめとしたバットマンシリーズ。
このゲームも、アメコミが題材のアクションゲームです。
その『バットマン』と比較して思ったのが・・・
『スパイダーマン』って、バットマンを超えたな!!!
ということ。
グラフィックや世界観など、比較すべきポイントはいくつかありますが、最も重要なのはアクションの完成度。
『バットマン』は、爽快さでは優れているように感じます。
一人で大勢の敵をフルボッコにする爽快さは、あのゲームの特権ですからね。
でも、実際にプレイしてみて感じたのは、全体的なアクションの完成度は『スパイダーマン』の方が高いということ。
操作していても、スパイダーマンの方が思い通りに動かしやすいのが、そう感じた理由の一つ。
スパイダーマンはバットマンよりも操作がシンプル。したがって、ゲームが上手くなくても操りやすいんですよね。
また、アクションが映えるのも『スパイダーマン』が優れていると感じたポイント。
スパイダーマンはバットマンと比べ、空中技も多いです。
そのため、操作自体は難しくないものの、バットマンよりもカッコイイ空中技やフィニッシュムーブを楽しめます。
こういった点で、『スパイダーマン』は『バットマン』を超えて、アメコミゲームのトップに君臨しそうだな!と感じました。
『Marvel`s SPIDER-MAN』の総評・感想
今作はアクションゲームとしての完成度がとっても高いです。
「スパイダーマンは神ゲーだ!」と推す人も多くなるはず。そんなゲームです。
アメコミが原作のゲームではありますが、一つのアクションゲームとしてよく出来ています。
難易度は高めですが、その分やりごたえはマックス!
まとめると、『スパイダーマン』は、
・アクションゲームが好きな人
・アベンジャーズをはじめとしたアメコミヒーローが好きな人
におすすめなゲームですよ!
ではでは、バイなら!!
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