人気ステルスアクションゲームシリーズであるアサシンクリード。
その新作が、2018年10月に発売されました。
タイトルは『アサシンクリードオデッセイ』。
前作『オリジンズ』は僕を含め、多くのゲーム好きが納得できる良作だったので、今作にも大いに期待していましたが・・・
面白い!だけど今一つなポイントも少しあるな(´・ω・`)
というのが感想。
今回は、そんな『アサシンクリードオデッセイ』の評価・レビューを前作との違いを踏まえつつ書いていきますよ!
『アサシンクリードオデッセイ』ってどんなゲーム?
『アサシンクリードオデッセイ』は、UBIソフトのオープンワールドアクションゲーム。
今作の舞台は、紀元前430年の古代ギリシア。
プレイヤーは男性の主人公「アレクシオス」か、女性の主人公「カサンドラ」のどちらかを選んでプレイしていくことになります。
そして、今作で『オリジンズ』と大きく変わったのは、プレイヤーに選択肢を選ぶ権利があるということ。
男と女、どちらの主人公にするかはもちろん、物語の途中でも選択肢があり、それはエンディングにも影響する。
最近では多くのゲームにみられる「プレイヤーが選択する」というシステムですが、まさかアサクリにも導入されるとは思わなかった。
それだけに、アサクリシリーズのファンにとっては新鮮味があって楽しめる要素の一つです。
良かったところ
まずは『アサシンクリードオデッセイ』の良かったポイント。
全体的に『オリジンズ』と似たシステムですが、いい意味で変わったポイントもあります。
『オリジンズ』より戦闘は爽快で面白い!
『オデッセイ』では、戦闘システムがちょっと変わっています。
何が変わったかというと、敵の攻撃に対してガードがなくなり、敵の攻撃は「受け流し」か「回避」で避けるようになったこと。
『オリジンズ』では、敵の攻撃はガードで防ぐことができました。
一方、『オデッセイ』ではガードは廃止されています。
この変更によって、今作では回避と受け流しがとても重要になっています。
特に、回避を上手く使うことがとて大事。
正直にいって、回避を上手く使わないとこのゲームの攻略はかなり難しくなるはずです。
そんな回避が重要になったこともあり、戦闘は前作以上に爽快さがアップしています。
回避って、ガードと違って動きがありますよね。
したがって、戦闘のときも回避を多用する『オデッセイ』の方が動きによるスピード感がアップしていて、戦闘時の爽快さアップにつながっているというわけです。
ガードを廃止して、回避の重要性を上げた。
この変更点は、
・戦闘にスピード感をもたらしている
・難易度が少し上がったことにより、没入感もアップさせている
という良い変化を生んでいるので、良かったポイントの一つですね。
暗殺・ステルスがより楽しくなっている
『オデッセイ』では、前作よりも隠れられる場所が増えています。草むらや建物の影ですね。
そんなこともあり、『オデッセイ』の方が暗殺やステルス行動がしやすくなっています。
やっぱりアサシンクリードはそのタイトルにもあるように、「暗殺者」としてのプレイが醍醐味のひとつ。
その暗殺者としてのプレイ、言いかえるとステルスプレイが楽しい!というのは、アサシンクリードになくてはならない要素です。
その楽しさが存分に味わえるようになっている『オデッセイ』は、アサシンクリード本来の面白さを上手く引き出していますね。
また、前作もそうだったように。『オデッセイ』もステルスプレイをした方が攻略しやすくなっています。
なぜかというと、一人に見つかると敵が一斉に湧いてくるから。
このゲームでは、基本的に敵はプレイヤーを見つけると仲間を呼びます。そのため、オロオロしていると、あっという間に敵に囲まれゲームオーバー。
したがって、敵に見つからずに一人ずつ排除していくのが、一番スマートな攻略法。
ステルスプレイの重要性が上がって、より暗殺者っぽい遊び方が楽しくなっている、というのも今作の特徴です。
このように、前作より隠れられるオブジェクトが増え、アサシンクリードらしくステルスプレイが楽しみやすくなった!というのは『オデッセイ』の評価できるポイントですね。
海戦は楽しいね!
いつの間にか、
「アサシンクリードとえいば海戦!」
というイメージになりましたが、今作でも海戦が楽しめます。
そして、『オデッセイ』の良いところは、自分の船を持ててカスタマイズができるところ。
乗組員を雇ったりして、船をパワーアップさせることもできます。
ただ、戦闘システムはこれまでのシリーズ作とほぼ一緒。
矢を放ってダメージを与えたり、敵船に体当たりしたり。
これまでと同じなので新鮮味はありませんが、もともとアサシンクリードの海戦はよく出来たシステムなので、シリーズ経験者も新たな気持ちで楽しめるはずです。
大きな変更点はないものの、海戦が相変わらず楽しい!というのも、『オデッセイ』の良かったポイントですね。
グラフィックの綺麗さやマップの広さは素晴らしい
アサシンクリードといえば、マップが広いこととグラフィックが綺麗なこと。
今作でも、その伝統は受け継がれています。
まず、マップですが、前作『オリジンズ』以上に広い!
「おい、これ回り切れるか?(´・ω・`)」
と思ってしまうぐらい広い。
一つの街が舞台だった『シンジケート』までのアサクリとは全然違い、とにかく広いです。
僕みたいに、
「広大なマップを旅するのが大好きだー!(≧▽≦)」
というオープンワールド好きの人には、とても嬉しい要素ではあります。
また、グラフィックは相変わらず綺麗。
前作とあまり変わりませんが、それでも充分な出来。
唯一、前作と変わったなと感じるのは、キャラの表情が豊かになったこと。
会話のシーンでは、感情に合わせてキャラの表情も変化するわけですが、その表情はより人間っぽくなっています。
こういった細かいポイントが改善されているので、プレイヤーもよりゲームに没入しやすくなっていますね。
相変わらずグラフィックが綺麗、そしてマップがとにかく広大というのは、今作の良かったポイントです。
今一つなポイント
ここまで『アサシンクリードオデッセイ』の良かったポイントを挙げてきましたが、ここからは今一つなポイント。
この「今一つなポイント」が、今作はいくつかあるな…というのが僕のプレイした感想です。
①レベル上げのテンポが少し悪い
今作では「レベル」というものが存在します。
主人公にはレベルがあり、自分のレベルに合った敵でないと倒すのはほぼ不可能。
例えば、主人公がレベル5のときにレベル10の敵と戦うと、ダメージも微々たるものしか入らず、倒すことは不可能になっています。
そのため、ゲームをクリアするには地道に主人公のレベルを上げなければならない。
しかし、これがちょっとだけ面倒に感じることがある。
メインストーリーをプレイするだけでは、間違いなくレベルを上げるための「経験値」が足りなくなります。
そのため、必ずサブクエストもプレイしなければならない。
ただ、このサブクエスト、経験値がそこまで貰えない。
したがって、なかなかレベルも上がらないので、ちょっとテンポが悪くなっています。
このレベル上げがちょっと時間がかかる、というのは『オデッセイ』の今一つなポイントの一つです。
個人的には、『シンジケート』ぐらいサクサクレベルが上がると嬉しかった。
(もう少しサブクエストでもらえる経験値をアップさせて、レベルがテンポよく上がるようにすべきだったんじゃないかな・・・)
②ロードが長い
アサシンクリードは『シンジケート』からプレイしていますが、そんなシリーズ作の中でも『オデッセイ』はロードが長い。
また、メニュー画面やマップの読み込みも遅い。
これはストレスのもとになりかねないので、今一つに感じたポイントです。
そして、ゲームが途中でフリーズしたりカクカクする場面も、これまでのシリーズより多い。
こういったゲームの快適さは、改善の余地ありだなと感じます。
前作『アサシンクリードオリジンズ』との比較
『オデッセイ』と前作『オリジンズ』と比べると、グラフィックやサウンドなどはあまり変化は感じられませんでした。
「相変わらず綺麗なグラフィックだな~」という感じ。
ただ、戦闘に関しては『オデッセイ』の方が爽快だと感じます。
ガードが廃止されたことにより、難易度は少し上がりましたが、その分緊張感がアップしていて、同じような戦闘シーンでもマンネリ化が起きづらくなっています。
『オリジンズ』で一新された戦闘アクションですが、今作はその良い部分を受け継いでいますね。
しかし、前作でも思ったことではありますが、今作も『シンジケート』までのアサクリとはまた違ったシリーズになっています。
ステルスよりも戦闘が重視されているゲームバランスになっているため、
「アサクリらしい暗殺プレイだけを楽しみたい!」
「カウンターメインの簡単なアクションを求めている!」
という従来のアサクリシリーズファンにとっては、難易度も上がっているので少し楽しみづらい作品でもありますね。
PS4 Proで遊んでみた感想
僕は最初、『アサシンクリードオデッセイ』をノーマルのPS4で遊んでいました。
しかし、プレイしている最中に壊れてしまったので、新しく「PS4 Pro」を購入。
そして、この「ノーマルのPS4」と「Pro」の2台でプレイしてみて感じた違いは、
・ロード時間が短くなった
・グラフィック&フレームレートが良くなった!
という点。
まず、オープニング画面からゲームに入るまでのロード時間は、「1分⇒40秒」ぐらいに短縮。
数字で見ると、そこまで短くなったように感じませんが、この時間の短縮は僕のストレス軽減に大きくつながっています。
また、グラフィックとフレームレートも良くなっているな!と体感できました。
僕は49型の4Kテレビでプレイしていますが、グラフィックは「まあ綺麗かな」という程度。
ただ、フレームレートについては、
「フレームレートが安定していて、ちらつきがない!これはゲームをもっと楽しめそうだ!」
と感じられるぐらいの変化はありました。
僕の場合、ノーマルのPS4でプレイしていた時は、急にフレームレートが落ちる時がありましたからね。
やはりフレームレートが安定していると、ゲームって快適になりますね。
正統進化したおすすめ作品
『アサシンクリードオデッセイ』は、前作の良いところを上手く進化させたゲームです。
特に、戦闘アクションはスピード感もあり爽快さも兼ね備えているので、シリーズ屈指の出来栄え。
アクションゲーム好き、その中でも『オリジンズ』が楽しめた人にはおすすめな作品です。
惜しいポイントはいくつかあるものの、いい意味で正統進化した作品になっている良作です。
・ステルスプレイも楽しめるアクションゲームを遊びたい!
・前作『オリジンズ』を楽しめた!
『アサシンクリードオデッセイ』は、そんな人におすすめなゲームですよ!
◆これはプレイすべき!PS4の名作ゲーム特集はこちら⇒
【PS4】ゲーマーが選ぶおすすめ名作ゲームソフト25選!人気の神ゲーから新作も紹介【2018年版】 - わんらぶゲーマーのゲーム魂!!
◆これまでのゲームレビュー一覧はこちら⇒